信仰からのお答え1
基本的に今日あなたはあなたの悩みを神様、カトリック信仰にぶつけてきました。あなたは神様に向き合ってみようかなと思っていると思います。そうならば安心してください。もう大丈夫です。神様はあなたをいつくしんで本当に大切な人として共に歩んでくださいます。以下は個々の疑問に対するお答えとしていますが、なかなか受け入れられないと思います。お近くのカトリック教会においでになり、しばらく通われてカトリックの信仰をお知りになってください。教会の所在地等については、リンク先「カトリック教会の情報」もご参考に。
1.子供の頃十分な愛情を親からもらえなかった、人間関係が苦手、怖い、いずらい。
あなたは、親に怒鳴られたりして怖い思いをした、支配されていた、と言ったことがありましたか。又はほかの兄弟と違い、自分は親の愛情を受けられなかったということがありましたか。それらは人間関係が苦手で人の評価が気になり外に出られないといったことや、反対に自分を守るために攻撃的になったり心を閉ざすと言った結果を招きます。幼い時期に心を閉ざしてしまい、人間関係の築き方が分からないと言ったことに繋がります。親との関係を客観視して親子関係のしがらみを脱するよう親にも言うこと、不安な自分に神がいつも共にいて下さることを意識すること、ネガティブな行動基準をそんなことはないこういう風にも思えるとポジティブなものを生かせるよう意識すること、そして人との付合いを大切にし、あなたを他人が非難しているようなことはないこと、人の好意を務めて感じ取るようにしていきましょう。
2. 赦せない、うつが治らない。
赦せないことについては、2-1で述べます。うつは精神的ストレスが原因で起こるので、薬を飲んでも、しばらく休んでも、そのストレスが弱まらないと治りません。うつの原因は大きく分けて3つと思います。1.何らかのとてもつらかったことによる心の傷。2.周囲の期待に沿えない自分。3.大切な方を無くした空白。
2−1 つらかった事(いじめ・パワハラ・DV・虐待・侮辱・過大な仕事の強要・性的犯罪などの犯罪行為)から意識が離れない。相手を赦せない気持ちと心の傷が重なる。
心の負担になったことを客観視出来るようにならないと、悩みや病気はなかなか治りません。もし加害者のことが頭から離れないのなら、「どうされ、どう思い、今も赦せない」と詳しく口に出して何日も言いましょう。心が落ち着いてきたら、相手に仕返しをすることはまずあきらめましょう。仕返しは互いの不幸を招きます。神は赦しなさいと説かれますが、心の深い傷は何年かかっても赦すまでには到りません。その代わりそのことをもう考えないようにするのです。そのことで苦しんでいるのは貴方だけ、相手の人は気にもせず暮らしています。そのことで悩んでも割が合いません。恨みごとであなたの心が不自由になっては馬鹿らしいのです。「あのことはもうどうでも良い」と思ってしまえばいいのです。それが、神に「このうらみを私はもうどうにも出来ませんので、私のわだかまりをあわれんで下さい。相手のことはあなたにゆだねます。私の頭から離れさせてください」と訴えることです。神様はいつかその人に何かの事で間違えていたことを気付かすでしょう。あなたは苦しみの心から解放されておおらかに生きて行ってください。
2−2 両親の期待、会社で期待されている事項等に沿うことができない自分が悔しい、試験に落ちてしまってどうしたら良いかわからない。
それらの期待はあなたに合わないので、出来ないならできなくていいと思います。あなたはそのままでいいのです。別に人の期待に合った生き方が良いとは限りません、世間を気にすることもありません。あなたはあなたの特徴や好きなこと、できることを生かして、あなたなりの仕方で生きて行けばいいのです。そうすればあなたも周囲も幸せでストレスから解放されます。
2−3 身近な人が亡くなってその空白が埋められない。
時間がかかると思いますが、その亡くなった方があなたに何をおっしゃりたいか感じ取ってください。きっとこの悲しみを乗り越えるのに役立つ何かをおっしゃってくださると思います。それに従えばきっと良く生きて行けると思います。
また失敗してしまいそう、不安だ、怖くて動けない。あなたの回避し否定してしまう固有の思考パターンが問題です。自分の思考の癖を知って、否定的なことだけじゃない、大丈夫な面もある、周りの方も好意的に見てくださっている、神も見てくれている、と意識してください。或いは、今度機会があったらもう少し勇気を出して、こう発言したり行動したりしてみようと心に決めて、その小さなことをしてみましょう。
なおあなたに精神の上の病がある場合は、信頼できる医師による治療・服薬もお受けになってください。医師の勧めでも抗うつ剤の多重過剰服薬にはお気をつけください。
3 家庭内の問題 夫が妻を心理的にまた肉体的に暴力をふるう。それだけにとどまらず、夫が子供をも痛めつける。子どもがDVの現場を見て心が痛めつけられる。子どもが親や周辺の圧力に耐えきれず暴力をふるう、引きこもり状態になる、精神を病む。
夫の支配欲、未成熟のせいかもしれません。夫が何にいら立っているか、何が男の誇りを傷つけているか感じてあげて下さい。男は単純なほこりだけで生きていることが多いです。それを理解し逆なでしないだけで、逆に肯定するだけでよくなるかもしれません。お子さんは親の本当の愛情を確かめたいのです、自分に合わない期待をしてほしくないのです。アドバイスはせず、ただあなたのことを愛しているということを言葉と態度でお示しください。お子さんはゆっくり自覚を待つのが良いと思います。
続く